途方もない時間に封印された記憶が

不意に歌い始める

雄弁に かつ華やかに

身体が砕け散って風に消えようと

精神は地に留まり 脈々と受け継がれる

受け継がれた言葉に耳を澄まし

受け継がれた行為に敬意を払えば

固く閉ざされた幾重の層から

ひとつひとつ息を吹き返す

大きな事実となって語り出す

骨は語り部

ただその声はあまりに小さい

骨_born